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それを踏まえて、フェティシストが全身タイツ
すなわちゼンタイに感化されるポイントを私なりにまとめてみよう。
○肉体的作用
・触覚の変容
ゼンタイを着用することで、
全身への圧迫感や皮膚との摩擦がもたらされます。
また、全身が薄い膜に覆われることで、
外気の温度や何かに触れた時の温度が一瞬遅れて感じられます
(例えばゴム手袋を着けたことがある人なら分かるでしょう)。
このような要素により、触覚にノイズがかかり違和が起こるのです。
継続的な外発的感覚という意味では、
淡い愛撫を受けているという感覚に近いと考えられます。
○精神的作用
・仮面の延長としての作用
仮面については後日書くので、ここでは簡潔に述べます。
前回の動画の中でも、ゼンタイフェチ界のパイオニアである
マーシー氏が少し述べていましたが、
外形を完全に隠してしまうことで個性を消すことができます。
それにより、本能を解放することができます。
要するに、何をしてもどうせ誰なんだか分かんないじゃん、ってことです。
・閉塞感、隔絶感、窒息感
ゼンタイは外界から自分を遮断します。
そうした感覚に胎児が子宮にいる時のような安心感があるかもしれない。
また、外界との関係が薄れると、座標系を失った自我は浮遊する。
すると自我が拡散してしまったような感覚、
つまり自分が自分であるという自覚の弱まりや
自分の体を一歩引いた立場から操作しているような
離人症に似た感覚が起こる。
これは自らの新しい存在様式の体験であり、
快感へと繋がるものであると思います。
精神病とフェティシズムの関連については後々書きます。
○見る側の視点
続いて、全身タイツを着ている異性を見るのが好きな人について考察してみます。
どういった点に魅力を感じるのだろうか。
・相手に自分を投影することで上述のような感覚を疑似的に体験している。
・個を失った肉体を目にすることは、特定の個人に対する記憶や感情
といったバイアスを取り除き、純粋に人間の肉体に対する感情
あるいは欲求を呼び覚ますことができる。
・相手から個性を奪い、単なる肉体にしているという
サディスティックな感覚。
・隠されたものを想像することで楽しむ。
ざっとこのようなことが挙げられるだろうと考えました。
快楽主義的に生きることを目標とする者としては、
私も一度試してみたいと思っています。
未知の感覚の開拓、新たな存在様式の体験です。
全身タイツは「zentai」として世界共通語となっており、
海外にも愛好家が多いようです。
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